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喘息はコントロールする病気です。
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■喘息はコントロールする病気です。

 当院は呼吸器科を標榜していますので、当然ながら喘息の患者さんがたくさん来られます。
 ぜん息の症状として「夜間に咳が出て眠れない」「少し歩くとヒューヒュー、ゼーゼーと息切れがして困る」と色々な訴えがあります。  喘息はコントロールできる病気です。「夜間に咳が出て眠れない」「少し歩くとヒューヒュー、ゼーゼーと息切れがして困る」という症状は、充分な治療を行えばコントロールできます。
 ここ20年程で、多くの薬剤が出てきましたが、何といっても横綱は「吸入ステロイド」です。しかし、まだステロイドという名前が出てきたところで「副作用」「怖い薬」というイメージが払拭できていないようです。(吸入ステロイドについては別項を見て下さい)
 先日も毎日喘息の発作が出て、お医者さんに毎日注射をしてもらっている方が来られました。毎日注射のために通院されていました。(念のため当院ではありません。)当院で2週間程の治療で喘息はうまくコントロールできました。もちろん注射による治療ではなく、発作そのものが出ないように毎日自宅で飲み薬と吸入薬を使ってもらっているだけです。  ただし、喘息の発作が全くでないからといっても、喘息は治ったとはいえません。これはメガネをかけていれば、近視がよくなったように、よく見えることと同じです。メガネをはずせば、近視はもとのままですから遠くはぼやけて見えません。
 喘息も同じで、治療でコントロールして普通の状態に戻ったように思えても、治療を止めてしまえば、元の喘息の症状が出ます。ここの所を勘違いされると、喘息がよくなったと思い、自分で喘息の治療を止めてしまい、元のモクアミなってしまいます。
 どうぞ皆さん、喘息はコントロールするものと憶えて下さい。コントロールできれば、喘息の発作が「夜間に咳が出て眠れない」あるいは「少し歩くとヒューヒュー、ゼーゼーと息切れがして困る」ようなことはおきなくなります。
 では喘息を治してしまうことは可能なのでしょうか。体質を変える、ステロイドや薬の毒を体から出す、その他諸々の広告が雑誌、インターネット上に踊っています。極めつけは先祖のたたりを追い払うために壺を買うことまで掲載されています。残念ながら現在の所、体質を変えることは出来ませんし、喘息を完全に治癒させてしまうことは不可能です。ただし喘息のコントロールは20年前と比べれば格段に容易になってきました。また副作用も心配のいるような重症なものはまれです。心配することなく喘息の治療を受けて下さい。

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