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成人喘息の肺機能の自然史
■成人喘息の肺機能の自然史 自然史というと何のことか分からないでしょうが、natural historyの和訳で、ある病気にかかっていたらどのようになっていくかということです。(出典 NEJM 1998, vol 339, 1194-2004) コペンハーゲン在住の市民を対象としています。1976年から1994年までの最長18年間の期間にわたっての研究です。1万7500名がこの間に3回の肺機能の測定を行ないました。肺活量と1秒量を指標としています。(1秒量とは、最初の1秒間に吐き出せる空気の量です。) 喘息に関しては自己申告の形をとっています。最終的に、喘息のない人では1年間に22mlずつ1秒量が落ちていくのに比べ、喘息のある人では1年間に38mlずつ低下していくことがわかりました。タバコを吸う吸わないに関わらず、喘息のある人でこの低下が大きかったということです。60歳の身長175cmの人で喘息のない、かつタバコを吸わない人では平均3.05リットルの1秒量があったのに対し、喘息があり、かつタバコを吸っている人では1.99リットルと低下していました。喘息があるとないひとに比べて呼吸機能の低下が早いことがこの研究からわかりました。しかし呼吸機能の低下が治療を行うと防げるのか、現在の所しっかりとしたデータはありません。
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