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抗IgE抗体オマリズマブの発売(商品名 ゾレア)
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■抗IgE抗体オマリズマブの発売(商品名 ゾレア)

 オマリズマブ(Omalizumab、商品名ゾレア)が発売されました。この薬はアレルギー反応の中心的な役割を果たすIgE抗体に対する人工的に作られた抗体です。またこの薬は重症の喘息患者さんのみの適応のある薬です。
 この薬剤の対象となるのは、高用量吸入ステロイドを使っても喘息がコントロールできない、あるいは経口ステロイドを必要とするような、もしくは複数の喘息の治療薬を要する難治性の喘息患者さんで、GINAのガイドラインではstep5に位置づけされる薬剤です。投与にはしばりがかかっており「体重が30kg〜150kg」「血中IgE濃度が30以上700IU/ml以下」となっています。このため日本では小児や極度にIgEの値の高い患者さんはオマリズマブの治療対象にはなりません。さらに日本では「幼児または小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)」とされています。(外国では治験例、データーあり。) 特に、この薬剤が有効と思われるのは、ハウスダストやダニといった空気中に通年性で浮遊するアレルゲン(アレルギーのもととなる物質)に対してアレルギーを有する患者さんです。
 オマリズマブの投与量は体重と血中IgEの投与量により決定されます。重篤な副作用としてはアナフィラキシーがあり、その頻度は0.1%(千人に一人)です。この薬剤の投与方法は、皮下投与で2週間に1回ないし4週間に1回行います。
 この薬剤は高価です。500mg入り1バイアルが7万円あまりします。3割負担としても単純に薬剤だけで21000円かかります。まだ新しい薬なので長期に使用した場合の結果に関してはデーターがありません。

参考サイト www.xolair.jp/
2009年3月28日記



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