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COPDの急性増悪を防ぐには
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■COPDの急性増悪を防ぐには

 COPD(慢性閉塞性肺疾患、肺気腫および慢性気管支炎の両者を指します)の急性増悪については前稿で述べた如くですが、これを防ぐにはどうしたらよいでしょうか。2つの方法があり、これを併用することで効果があると思います。1つはインフルエンザのワクチンの接種を流行シーズン前に行なうことです。インフルエンザワクチンはすべての風邪に効くわけではありませんが少なくともインフルエンザに関しては予防効果があります。100%の予防効果があるわけではない所がつらいのですが、65歳以上の場合、京都の場合、行政よりの助成がありますので1500円で受けられます。(2008年1月現在) ちなみに、京都市の広報によるとCOPD患者だけではありませんが「老人施設入所者に行なった調査では予防接種を受けない場合を1とすると、接種することにより死亡の危険を0,2、入院の危険を0,4〜0,5、発病の危険を0,6〜0,7に下げることが証明されています」というデーターがあります。 インフルエンザの流行するタイプは毎年変わるので毎年予防接種を受けて下さい。
 もう1つは肺炎球菌ワクチンです。こちらの方は現在日本では商品名「ニューモバックス」という名前で販売されています。インフルエンザワクチンとの接種は6日以上間隔を空けて下さい。肺炎球菌は肺炎を起こす細菌としては頻度が高い菌です。ただしこれを接種すればすべての肺炎が防げるわけではありません。こちらは自己負担となります。当院では8000円で接種しています。
 なお国際的なCOPDのガイドラインであるGINAではインフルエンザの予防ワクチンのみを推奨しています。

2008年2月22日記

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