(2)の続きです。さて、喘息で学校や会社を休んでいるにもかかわらず、自分の喘息のコントロールが完全もしくは良く出来ていると回答したのは、最重症の人でも成人で32%、小児で35%と高値でした。このことは、重症の喘息患者においては、喘息のコントロールの自己評価と客観的な重症度には違いが見られ、重症な人ほど自分の症状を軽症と判断しているものと思われます。不思議なことですが、人間はどんな状態にでも慣れてしまいます。喘息の発作が出ている状態がずっと続くとそれが当たり前のようになり、不満とは思わないようになるのではないかと推察されます。このことは、適切な治療が行なわれなくて悪いコントロールでも、満足あるいは我慢してしまうようになってしまうと考えられます。非常に残念でもあり危険です。喘息は治せないかもしれませんがコントロールできる病気です。もし毎日朝方に喘息の発作が起こっていたり胸が重たければ十分なコントロールが出来ていない証拠ですので、一度は呼吸器科やアレルギー科を受診してください。
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