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喘息患者の気持ち(1)
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■喘息患者の気持ち(1)

 喘息の治療として吸入ステロイドの投薬を受けている患者さんはたくさんおられます。ではこの患者さん達は吸入ステロイドについてどのように感じているのでしょうか。ヨーロッパを中心とした喘息の治療を受けている成人へのアンケート研究がありますので紹介します。対象は3415人、平均年齢45歳、平均16年の罹患期間のある喘息患者さんです。全例吸入ステロイドの治療を受けています。喘息のコントロールは自己評価では「非常によい」が48%、「良い」が36%、「まあまあ」が13%、「悪い」が3%、「非常に悪い」は1%でした。このような自己評価にもかかわらず、短時間作用型β2刺激剤(メプチン、ベロテック、サルタノールなど喘息の調子が悪いときに使う薬のことです)を最近1週間以内に毎日使っていたのは74%と非常に高い率でした。51%の喘息患者さんは予期せぬ医療(例えば入院)を喘息発作の結果過去1年間に経験していました。またACQスコアーという喘息のコントロールを測る指標を使って喘息のコントロールを客観的に見ると、51%の患者さんでは喘息はコントロールされておらず、21%では良好なコントロールではなく、28%の患者さんのみが良くコントロールされていました。

表1 客観的評価と主観的評価の違い
 主観的評価客観的評価
喘息のコントロール 非常によい
良い
まあまあ
悪い
非常に悪い
48%
36%
13%
3%
1%
良好

良好とは言えない

不良
28%

21%

51%

表1を見れば分かるように喘息の患者さんは自分の病気を「良い状態にある」と見がちなのが分かります。このことは医師と患者さんとで、喘息の病状のとらえ方に大きな違いがあることが説明できます。
主典 BMC PULMONARY MEDCINE 2006.6.13

18年8月9日記


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